合せ目消しと瞬着パテ盛りとヤスリがけ…面倒だけど楽しくなれる(かも
本日…正直言います。
金曜・土曜・日曜と3日続けて多くのお客さまにお越しいただいたので
「さすがに今日はちょっと暇になっちゃうかな…」
とか思ってたました。
ですが、実際にはお昼前からこの時間まで、ほぼ絶え間なくず~っと、お客さまがどなたかおひとりはいらっしゃる、という、とってもありがたい状況で。
ホビーカフェガイアに初めていらっしゃる方も多く、店内のプラモデル工房に驚かれたり、カレーの味をお褒めいただいたりと、担当者にとってデレデレしてしまう1日(*´ω`*)
本当にみなさま、本日のご来店ありがとうございます!
工房の方も、クレオスのウェザリングペーストを試される方や、先だって当店でイベントを行ったバンダイのプラモデル[スター・デストロイヤー]に挑戦される方もいらっしゃって、なにげに賑やかでございました。
で、そのイベントに参加されたお客さまがおひとり──イベント以来、足繁く工房に通ってくださっているのですが、今日はジム・クウェルの組立てに。
…いやまぁそれ以外にも[富士急ハイランド ガンダム・ザ・ライド限定:HGUCジム(+ランチ)]なんていう、とんでもなくレアなキットも持参してくださり、現物を初めて見る担当者はついつい大興奮しておりました(;´∀`)
さてこちらのお客さま、「今日のテーマはジム・クウェルの合せ目消し」とのこと。
そこから店長も混ざって合せ目消しの方法のお話から、ヤスリがけのお話などで賑やかに(・∀・)
ちなみに担当者、合せ目消しは特段かわったことをするのではなく、基本的に接着剤でプラの接着面を溶かして融着させ、ニュルッと溢れてきたのを削る、という、極めて一般的な方法です。
お客さまもその方法で対処されているのだけど、今回、接着剤が足りなかったのか、[ニュルッと溢れて]は来ず、合わせ目がそのまま凹スジとして残ってしまったとのこと。
というわけで担当者が「そんな時の対処に」とお薦めしたのが、ガイアノーツの瞬間クリアパテR。
普通の瞬着より削りやすく、そのかわり硬化させるには促進剤が必要になる「変わり種」です。
実のところ、この「削りやすい」というのがポイントで。
一般的な瞬間接着剤って、硬化するとすんげー硬いんですね。プラスティックより硬い。
で、それを合せ目消し用に流し込むと…
あとでヤスリがけする際に、柔らかいプラのほうばかりが削れていってしまうのです。
その辺り、瞬間クリアパテRの方が安心できるわけです。
なお、それでもまだ硬い、もっとサクサク削れるよう柔らかくしたい、というような場合は、この瞬間クリアパテRにベビーパウダーを混ぜて盛り付けると良かったりします(●´ω`●)
…とまぁそんなことをお話して、お客さまに実際に試してみて頂きまして。
まずは瞬間クリアパテRをペーパーパレットに出し、そこから爪楊枝で合わせ目に塗り塗り。
その後、硬化促進剤をシュシュッとピンポイントスプレーして硬化させ、削りですね。
幸いなことに、合せ目消し作業、かなり順調に進まれたようで…
「もうほぼ工作はできたので、次回は塗装します!」
と笑顔でお帰りになられました(〃∇〃)
そういえば…
削りのペーパー(あるいはスポンジヤスリ)かけも、ちょっとしたコツをお話させていただいたり。
ついつい押さえつけるように力を入れて削りがちなペーパーがけですが、実のところ「撫でる程度」で充分…というかむしろペーパーの場合はその方がきっちり効果が出るんですよ、と。
で、整形は基本的に400番で行い、その際に付く「400番のキズ」を600番で消し、「600番のキズ」を1,000番で…という考え方でかけてみてください、なんてこともお話してみたり。
ちなみにスポンジヤスリの場合、当店で置いてある3M社のものだと、強く押し付けたら番手が下がり、軽くしてやると番手が上がる性質なので、その辺の使い勝手のお話でも盛り上がりました。
そんなこんなでお客さまと、方法や技術、マテリアルのお話などでも楽しませていただきました本日のホビーカフェガイア、これにて終了でございます。
明日は定休日……明後日の水曜、朝8時から再開でございます(`・ω・´)b
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