バンダイ:シンデレラ城[3]柱の合わせ目&モールドとの闘い
前回、屋根の塗装までお伝えしましたシンデレラ城。
エアブラシでグラデーション塗りしたわけですが…
メイン色をファンタジーなキラキラテイストあふれるブルーにした結果。
屋根板の継ぎ目のスジ彫りが、角度によってはすっげー明るく見えて。
ちょっとそれがあまりに気になったので、どうにかすることにしました。
最初はスジボリに黒を流し込もうかと思ったのですが…
どーせならウォッシングまで済ませちゃえ、と(←めんどくさがり
というわけでクレオスのウェザリングカラーからステインブラウンをチョイス。
本来なら錆表現のための濃い茶色ですが、それを屋根パーツにペタペタ。
んで半乾きくらいの時点で、綿棒で拭き拭き。
個人的に…なんともよい雰囲気に仕上がったぞ、と。
ヨーロッパの微妙に抱え持つ陰鬱さがほんのり漂う気がします(・∀・)
…あれ…ファンタジーテイストどこ行った…
ま、それはともかく。
屋根の仕上がりに気を良くした担当者。
雰囲気掴んでみたいぞ、と他のパーツと仮に組み合わせてニヤニヤしておりました。
が、問題はその「他のパーツ」。
特に、柱。9本ある円柱はすべて石造りのモールドが入っていて。
それでいてどれも「2つのパーツを貼り合わせる」、いわゆるモナカ構造。
つまり、「合わせ目に、もれなく石造りモールドがある」状態なのです。
塗装することを前提にする場合、パーツの合わせ目をいろんな方法で消すわけですが
そうすると今回の場合、石造りモールドも消えてしまう悲劇((((;゚Д゚))))
対応策はたったひとつ。
張り合わせたパーツの合わせ目近辺の石造りモールドを、合せ目消した後で彫り直すわけです。
ってわけで、接着剤で貼りあわせて1日放置して、完全に一体化させて。
塗装するにしても、変にこだわらなければ接着剤いりません。
合わせ目近辺の石造りモールドを、クレオスのラインチゼルで深掘りしてやって。
そのうえでヤスリがけして段差などなどをなくして合わせ目を消してやるわけです。
その際、モールドは深く彫り直しているので、消えかかってはいるものの完全消滅には至りません。
なのでそれをまたラインチゼルで彫り直してあげる──
これを
9本の柱ぜんぶに(;・∀・)
えぇ、ちょっと気が遠くなりますめまいがします。
でもやると決めたんだものやるしかない!
というわけで…彫って、削って、また彫って✕9。
これだけで4時間くらいかかりました_| ̄|○
ほいでもって、合わせ目がちゃんと消えてるかどうかの確認のために、柱ぜんぶにサーフェイサーを吹き付けて…
4本ほど残ってるよヽ(`Д´#)ノ
しょうがないのでその4本はまたヤスリがけで調整でございます。
さて、ゴールはどこらへんにあるのやら……
<1/700で6センチ弱──“沈まない子”はただ者じゃありません | 猛暑の中、コーヒー牛乳が大人気すぎていろいろすごかった件> |